こんにちは、フジです☘️

大谷翔平さんが片山さつきさんとの握手を拒否した、というXの広告を見かけませんでしたか。

画面には「NHK ONE ニュース」のロゴと、握手拒否の理由を問う字幕が付いています。

フジ
ニュース番組のロゴが入っていると、つい本当の出来事だと思ってしまいますよね。

タップして開くと、見た目はNHKのニュース記事そのものです。

ところが読み進めると、大谷翔平さんと三木谷浩史さんが「Venezia Prime GPT」というAIの投資サービスを立ち上げた、という話になります。

そして最後は、名前とメールアドレスと電話番号を入れる画面にたどり着きます。

大谷選手が自分のお金も出していると書いてあるなら、少しだけ試してもいいのかな。

私なら、預け先が分からないVenezia Prime GPTには入金しません。

広告に出てくる大谷選手の発言を、本人が話したものとして確認できなかったからです。

それに、お金を預ける会社の名前が、広告と登録ページのどちらにも1か所も書かれていません。

実際に広告から名前・メールアドレス・電話番号を送ると、表示されたのは「Page not found」という404画面でした。

広告は40,000円、登録ページは36,500円と最低入金額が食い違い、収益や出金の実績も裏づけられません。

登録後の電話対応、入金、運用、出金はしていませんので、広告の説明と登録して分かった結果を分けてお伝えします。

ほかに気になっている副業がある方や、これから副業を探したい方も、私のLINEで相談できます。

調べた副業や投資の情報はそのまま共有しますので、気軽に聞いてくださいね。

Venezia Prime GPTに入金しない理由|結論

私なら、預け先が分からないVenezia Prime GPTには入金しません。

まず、この広告がNHKのニュースを装っていることは、見た目とページの中身の両方から確認できました。

NHKの公式サイトではない場所に置かれた、報道を装う広告です。

この記事で詐欺広告と呼んでいるのは、NHKのニュースを装い、本人の発言と確認できない言葉で投資登録を勧めている広告のことです。

サービス自体について、行政処分や裁判で詐欺と認定された記録を確認したわけではありません。

ただ、運営会社も入金条件も確かめられない相手へ、お金を預けることはできません。

Venezia Prime GPTとは何か|広告の説明と登録結果

Venezia Prime GPTは、広告ではAIによる株式・為替などの自動売買、登録ページでは暗号通貨のソフトウェアと説明されています。

名前に「GPT」が入っていますが、OpenAIやChatGPTとの提携を示す資料は確認できません。

確認する点今回の確認結果
登録後の画面送信後に404を表示
最低入金額広告4万円・登録先36,500円
運営会社正式な会社名の記載なし
取引・出金実績裏づける記録は未確認

正常な受付、実際の請求額、送金先も確認できていません。

登録は実際に行いましたが、入金はしていません。

決め手になったのは、次の3点です。

Venezia Prime GPTに入金しない3つの理由
  • 大谷翔平さんの発言が本人のものと確認できない
  • お金を預ける会社の名前も住所も書かれていない
  • 広告と登録ページで、必要な金額も仕組みの説明も違う

1つ目は、この広告を信じる根拠がなくなるという話です。

大谷選手の名前が出ているから、安心できそうに見えたのではないでしょうか。

その大谷選手の発言が本人のものでないとしたら、残るのは「AIが勝手に増やしてくれる」という説明文だけになります。

2つ目は、トラブルが起きたときに、責任を負う会社を特定できないという話です。

会社の名前が分からないと、入金したお金が戻ってこなかったときに、誰に言えばいいのか決められません。

3つ目は、そもそも自分がいくら払うのか決められないという話です。

広告ページは40,000円、登録ページは36,500円と書いてあって、最初に払う金額すら一致していませんでした。

その広告のいちばん上が、こちらです。

NHKのロゴと、ニュースや番組表などのメニューが並ぶ広告ページの最上部

左上にNHKのロゴがあり、「NHKについて」「コロナ・感染症」「ニュース」「番組表」「NHKプラス」「受信料の窓口」というメニューが並んでいます。

NHKの公式サイトだと思わせる見た目になっています。

記事の見出しは、こちらです。

大谷翔平が片山さつき氏との握手を拒否したと伝える、NHKを模した記事の見出し

記事の見出しと2026年8月11日の日付、「株価・為替」というカテゴリ表示が並んでいます。

見出しの最後には、NHKの名前まで付けてあります。

フジ
この見た目で信じてしまうのは、読者の側の落ち度ではないと思います。

この広告が気になっている方は、私のLINEで相談できます。

すでに連絡先を送ってしまった方も、遠慮なく声をかけてください。

調べて分かったことを、そのままお答えします。

広告で大谷選手の名前が使われていても、本人が投資を勧めたことにはなりません。

Venezia Prime GPTの広告に出てくる大谷翔平の発言は本人のものと確認できない

Venezia Prime GPTの広告に出てくる大谷翔平さんの発言は、本人が話したものとして確認できませんでした。

広告の中では、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが大谷選手と三木谷浩史さんに20分インタビューした、という形で対談が載っています。

その対談で、大谷選手はこう話したことになっています。

大谷翔平の発言として、出資者であり自分でもテストしたと書かれている対談部分

「僕は出資者であり、僕の資金もこのプロジェクトに投じられています」と書かれています。

自分のお金も入れている、とまで言い切っています。

ここまで言われると、信じたくなりますよね。

ただ、この対談が実際に行われた記録を、私は見つけられませんでした。

本人の発信・所属チームの発表・報道機関のニュースを探した範囲では、出資や推薦を裏づける記録が見つかりませんでした。

広告に載った発言を、大谷選手本人の推薦として受け取る根拠はありません。

三木谷さんの説明も同じです。

三木谷浩史の発言として、最低初回入金額を40,000円と説明している部分

「アルゴリズムが株式、為替、商品などの世界市場を分析し、1日に数千回のマイクロ取引を自動で実行します」「最低初回入金額は40,000円です」と書かれています。

著名人の名前を使って投資へ誘う広告については、公的機関も注意を呼びかけています。

国民生活センターによると、SNSで著名人を名乗ったり、つながりがあると言われたりして投資に誘われたという相談は、2023年度に前の年度の約9.6倍に増えています。

フジ
名前を使われた側も、勝手に広告に出されて迷惑している立場ですよね。

この広告で名前を使われているのは、大谷選手だけではありません。

次は、記事のいちばん目立つところに出てくる片山さつきさんの話です。

大谷翔平と片山さつきの握手拒否を使った詐欺広告は裏づけがない

Venezia Prime GPTの広告は、大谷翔平さんが片山さつきさんの握手を拒否したという話で関心を引き、投資の登録へつなげています。

ただ、この出来事や投資規制をめぐる対立を裏づける、本人の発信や報道は確認できませんでした。

Xで流れてくる広告は、この場面を大きく見せる作りになっています。

再生ボタンと再生時間の表示が付いた、大谷翔平と片山さつきの画像にNHK ONEニュースのロゴと握手拒否の字幕を重ねたX上の広告

中央に再生ボタン、下に「0:00 / 1:05」という再生時間の表示があり、「大谷翔平、片山さつきの差し出した手を無視」「この”握手拒否”に隠された本当の理由とは?」という字幕が入っています。

広告を出しているアカウントの名前は画面に出ていますが、このアカウントとVenezia Prime GPTの運営者がどういう関係なのかは、確認できませんでした。

この画面を見て、何があったのか知りたくなった方も多いと思います。

Venezia Prime GPTの広告は動画に見えるが、その動画は見つからない

この広告、動画のように見えますよね。

中央に再生ボタンがあり、下には再生や音量のボタン、「0:00 / 1:05」という再生時間の表示まで並んでいます。

ただ、これはYouTubeの再生画面によくある見た目で、Xが動画を再生するときの画面とは違います。

そして私が探した限り、この1分5秒の映像そのものは見つかりませんでした。

再生ボタンや再生時間の表示だけでは、その映像の存在や内容を確かめられないということです。

フジ
再生ボタンが付いているだけで、つい中身があると思ってしまいますよね。

広告ページでは、2026年8月4日のシカゴでの試合のあと、大谷選手が片山さんを無視して通り過ぎた、と書かれています。

そしてその理由として、片山さんがVenezia Prime GPTを規制すべきだと発言したから、という話が続きます。

片山さつき名義で規制を求める投稿として広告に載っている部分

「片山 さつき」「@katayama_s」と表示され、規制プロセスを推進すべきだという文章が載っています。

2026年9月21日の調査時点では、片山さんの肩書きは閣僚名簿で確認できました。

首相官邸の閣僚名簿にも、財務大臣と内閣府特命担当大臣(金融)として名前が載っていました。

ただし、肩書きが確認できることと、広告内の投稿が本人のものかどうかは別の話です。

この構図、よくできているなと思います。

規制しようとする大臣が悪者で、それをはねのける大谷選手が味方。

そういう話に見せると、読んでいる人は「早く登録しないと規制されてしまう」と感じますよね。

フジ
急がせる仕掛けが入っているときほど、いったん止まったほうがいいと思っています。

その急がせ方にも、仕掛けがありました。

Venezia Prime GPTの登録期限は開いた日の翌日に変わる

広告ページには、登録の締切らしき日付が書かれています。

私が開いた日は、この表示でした。

登録受付期限が22.09.2026、募集残り枠数が200と表示されている部分

「大谷選手が参加する実証プロジェクトへの登録受付期限: 22.09.2026」「プログラムの募集残り枠数:200」と表示されています。

私がこのページを開いたのは2026年9月21日です。

締切は翌日、ということになります。

ただ、この日付は固定の受付期限ではありません。

ページを開いた日を取得して、その翌日を締切として表示する作りになっています。

2026年9月30日に見たページにも同じ処理が残っており、今日開けば明日が締切、明日開けばあさってが締切という表示になります。

同じように、イーロン・マスクさんの投稿として載っている日付も、開いた日の2日前になるよう自動で書き換わります。

フジ
いつ開いても「明日まで」なら、それはもう締切ではないですよね。

では、その広告から実際に登録すると何が起きるのか。

私が自分でやってみました。

Venezia Prime GPTに登録して届いたのは404ページだった

Venezia Prime GPTに名前とメールアドレスと電話番号を送った結果、届いたのは「Page not found」と書かれたエラー画面でした。

ここでお伝えできるのは、私がフォームを送って画面が切り替わるところまでです。

登録後の担当者からの電話は受けておらず、入金もしていません。

広告ページに書かれている手順では、フォームを送ると担当者から電話がかかってきて、そのあと入金する流れになっています。

Venezia Prime GPTの登録フォームで入力を求められる情報

登録ページで求められるのは、名前と、メールアドレスと、電話番号の3つです。

その画面がこちらです。

Venezia Prime GPTの登録フォーム。上から名、姓、メールアドレス、電話番号の順に入力欄がある

入力欄は「名」「姓」「メールアドレス」「90-1234-5678」の4つで、送信ボタンが下にあります。

この画面で入力するのは連絡先だけで、運営会社や送金先を確認する手続きはありません。

私はここに自分の名前とメールアドレスと電話番号を入れて、送信しました。

Venezia Prime GPTの登録後に表示された画面

送信して表示されたのが、この画面です。

Page not foundと表示された404エラー画面。上部にBrightReach Mediaのロゴがある

「Page not found」「The page you are looking for does not exist, has been moved, or the link is outdated.」と英語で表示されています。

日本語の投資サービスに登録したはずなのに、たどり着いたのは英語のエラー画面でした。

画面の上には、広告を置いているサイトの名乗りである「BrightReach Media」が表示されています。

この表示名だけでは、投資サービスの運営会社までは分かりません。

入力した名前と電話番号の受け取り先を、この画面では確認できません。

表示された画面には、マイページも受付番号もありませんでした。

404はページが見つからないという意味で、エラーだけで詐欺とは判断できません。

この画面では、登録が受け付けられたか、誰が連絡先を受け取ったかも確認できません。

私なら、受け取り先が分からないので、同じフォームへの再入力はしません。

フジ
送ったあとに何も残らないのは、正直かなり落ち着かない気持ちになりました。

広告ページには、本人確認と案内のために担当者から電話があると書かれています。

「必ずお電話をお取りください」とも書かれていました。

電話番号を渡すこと自体は、どんなサービスでも普通にあります。

ただ、Venezia Prime GPTでは番号を受け取る会社を特定できませんので、追加の情報は送らないでください。

すでに名前や電話番号を送ってしまって不安な方も、これから登録しようか迷っている方も、私のLINEで相談できます。

今どこまで進んだのかを教えてもらえれば、私が調べて分かっていることをそのままお答えします。

フジ
一人で抱えずに、今の状況を一緒に整理していきましょう。

登録ページを見ていて、もうひとつ気になったことがあります。

広告ページに書いてあった説明と、中身が違っていました。

Venezia Prime GPTは広告と登録ページで金額も仕組みも違う

Venezia Prime GPTは、広告ページと登録ページで、最初に払う金額もサービスの説明も一致しません。

同じ名前のサービスなのに、2つのページで言っていることが違う状態です。

Venezia Prime GPTの最低入金額は2つある

広告ページでは、最低初回入金額は40,000円と書かれています。

ところが登録ページの手順には、別の金額が書いてありました。

最低預金額はわずか36,500円と書かれた登録手順の部分

「3 貢献だ」「最低預金額はわずか36,500 ¥。」と表示されています。

40,000円と36,500円。

差は3,500円ですが、問題は金額の大小ではありません。

自分がいくら払うことになるのか、公式の説明から決められないということです。

Venezia Prime GPTの仕組みの説明も一致しない

広告と登録ページでは、取引する商品も違っています。

広告ページでは「AIを活用した投資プラットフォーム」で、株式や為替の取引を1日に数千回おこなうと説明されています。

一方、登録ページの説明はこちらです。

世界で最もスマートな暗号通貨ソフトウェアで1日1,000万円から2,300万円を稼ぐと書かれた登録ページの上部

「世界で最もスマートな暗号通貨ソフトウェアで1日 1,000 万円から 2,300 万円を稼ぐ」と書かれています。

株式や為替の話だったはずが、暗号通貨のソフトウェアに変わっています。

同じページの下のほうには、「98.7%の精度で動作する世界初の量子コンピューティングマシン」という説明もありました。

稼げる金額も、桁が変わります。

書かれている場所サービスの説明最低入金額
広告ページAIが株や為替を自動売買40,000円
登録ページ暗号通貨のソフト36,500円
書かれている場所稼げるとされる額
広告ページ月20万〜35万円
登録ページ1日1,000万〜2,300万円

Venezia Prime GPTで月20万〜35万円を稼げる根拠は確認できない

広告の収益表には、40,000円の運用資金から月20万〜35万円を得られると書かれています。

運用資金40,000円で月間200,000円から350,000円と書かれた収益表

40,000円で月200,000円から350,000円、グロースパッケージ適用時は最大680,000円と書かれています。

月に20万円から35万円と、1日に1,000万円から2,300万円。

どちらも広告側が示した数字で、実際の運用成績を確認できたものではありません。

どの銘柄をいつ売買し、どれだけ損をしたのかという取引記録も示されていません。

4万円に対して月20万〜35万円なら、元手の5倍〜8.75倍にあたる額を毎月得る計算です。

そんな説明を信じて入金するには、利益だけでなく損失や手数料を含む実績が必要ですよね。

「AI」「98.7%の精度」という言葉だけでは、あなたのお金が増えることも、元本が守られることも確かめられません。

Venezia Prime GPTの出金実績と出金条件も確認できない

広告のコメントには口座にお金が入ったという書き込みがありますが、銀行の明細や本人の利用記録で裏づけられていません。

出金までの日数、最低出金額、手数料などの条件も、読める規約では確認できませんでした。

私は入金・運用・出金をしていないため、「出金できた」とも「出金を拒まれた」とも言えません。

画面に利益が表示されることと、自分の銀行口座へ出金できることは別です。

出金できるか分からない状態で、お金を預けることはおすすめできません。

フジ
同じサービスの説明がここまで違うのは、さすがに無理があると思います。

お金を預ける前に確かめたいことが、もうひとつありました。

広告が何度も書いている「金融庁」の話です。

Venezia Prime GPTの「金融庁の監督下」は金融庁の資料で確認できない

Venezia Prime GPTが金融庁の監督下にあるという広告の記載は、金融庁が公開している資料では確認できませんでした。

広告ページには、政府の発表という形でこう書かれています。

政府報道官の発言としてVenezia Prime GPTが金融庁の監督下にあると書かれた部分

「Venezia Prime GPT プロジェクトは適切に登録されており、金融庁の監督下に置かれています」と書かれ、下に「首相官邸 · 公式発表」と表示されています。

コメント欄でも、運営名義で「正規に登録され、金融庁の監督枠組みのもとで運用されています」と返信しています。

2026年9月21日の調査では、金融庁の一覧で「Venezia Prime GPT」という名前を探しました。

その時点の確認結果は、次の通りです。

調べた一覧結果
金融商品取引業者の一覧記載なし
無登録で営業して警告を受けた業者の一覧記載なし

ただし、サービス名と登録法人名が違う場合もあり、サービス名が一覧に見つからないことだけで無登録とは断定できません。

この広告には運営会社の正式名称も登録番号もなく、どの会社が登録を受けているのか確かめられません。

「金融庁の監督下」という説明を、運営会社と登録番号で裏づけられない状態です。

ただし金融庁は、警告を受けた業者の一覧について「掲載されていない者でも、無登録営業に該当する行為を行っていることがあり得ます」と注意書きを付けています。

載っていないことは、安全だという意味にはなりません。

「首相官邸」「公式サポートチーム」という表示も、広告ページ内の名乗りです。

その表示だけでは、政府の公式発表や金融庁の登録を示す証明にはなりません。

フジ
金融庁の名前が書かれていても、運営会社や登録番号が分からないと、説明が本当か確かめられませんよね。

では、入金したお金はどの会社が預かるのでしょうか。

広告ページと登録ページを最後まで読んでみました。

Venezia Prime GPTの運営会社・特商法・利用規約を確認できない

Venezia Prime GPTを運営している会社の名前は、広告ページと登録ページのどちらにも書かれていませんでした。

住所も、代表者の名前も、電話番号も、問い合わせ先のメールアドレスもありません。

特定商取引法(ネット販売のルール)にもとづく表記も、どちらのページにもありませんでした。

表記が見つからないことだけで法的な判断はできませんが、契約する相手と取引条件が分からないまま、こちらの情報やお金を渡すことになります。

登録ページのいちばん下は、この表示だけです。

Venezia Prime GPTの著作権表示とプライバシーポリシーなどの文字が並ぶページ下部

「© Venezia Prime GPT」「プライバシーポリシー」「ご利用条件」「報告/スパム」と表示されています。

Venezia Prime GPTの規約はどのページにもつながらない

この「プライバシーポリシー」と「ご利用条件」、押しても規約は出てきません。

どちらも同じページの登録フォームに戻るだけの作りになっています。

つまり、お金を預ける条件も、個人情報の扱いも、読める場所がありません。

会社の名前が分からないと、国税庁のサイトで法人を探すこともできません。

登記を確認しようにも、探す名前がない状態です。

フジ
運営する側の情報が何ひとつ無いまま、こちらの連絡先だけ求められる形になっています。

代わりに登録ページに載っているのは、また別の有名な方の名前でした。

石破茂さんの発言として「投資額の数百倍を稼ぐことも可能です」という文章が、孫正義さんの発言として「私はもう何年もこのプラットフォームを使っている」という文章が置かれています。

広告ページに出てくる人と、登録ページに出てくる人が違うわけです。

もうひとつ、登録ページには気になる痕跡が残っていました。

日本語のページのはずなのに、韓国語がそのまま混ざっています。

ページの中には、韓国語で「あなたのリクエストが送信されました」という送信完了メッセージも用意されていました。

ただ、私の送信後に表示されたのは404画面で、この韓国語のメッセージが実際に出るところは確認していません。

登録手順の見出しも、韓国語の「決定」と「選択」のままでした。

日本語に直し忘れた場所が、申込みの中心に残っているわけです。

韓国語が混ざっていること自体が、詐欺の根拠になるわけではありません。

気になるのは言語よりも、連絡先を送る前に、受け取る会社や利用条件を確認できないことです。

では、実際に使った人の声はあるのか。

そこも調べました。

Venezia Prime GPTの口コミ・評判で独立した利用実績は確認できない

2026年9月30日の検索では、Venezia Prime GPTを名乗る別のサイトや、海外のレビュー記事が見つかりました。

ただ、それらが今回の大谷翔平さんを使った広告と同じ運営者・サービスなのかは確認できません。

同じ名前が出てくるからといって、別サイトの料金や出金の話を、この広告から登録するサービスの実績にはできません。

今回の広告について、実際の取引や出金を独立した記録で確かめられる口コミは見つかりませんでした。

一方で、広告ページのコメント欄はにぎやかです。

40,000円を入金したら28日後に273,500円が入ったなどと書かれたコメント欄

「最低額の40,000円を入金したら、28日後に273,500円が口座に入りました」と書かれたコメントが表示されています。

20件以上の書き込みが並んでいて、銀行の名前や金額まで具体的に書かれています。

ただ、このコメントには気になる点がありました。

投稿の時刻が、全部「1時間前」から「7時間前」の間に収まっています。

そして「これってねずみ講か何かじゃないですか?」という疑問の書き込みには、運営名義の「公式サポートチーム」が直接返信して安心させる流れになっています。

フジ
疑問に運営が答えて終わる形だと、読んでいる人の不安は外に出ていかないですよね。

広告内のコメントは、運営側が掲載できる場所にある口コミです。

表示された名前・銀行名・金額が具体的でも、実際の入金や出金を証明したことにはなりません。

「公式サイト」と名乗るページや好意的なレビューがあっても、運営者の一致や利用記録が確かめられなければ、安心して入金する理由にはできないですよね。

最後に、この広告がどういう形で置かれているのかをお伝えします。

Venezia Prime GPTの詐欺広告はNHKの公式サイトに置かれていない

Venezia Prime GPTの広告記事は、NHKの公式サイトではなく、英語の情報サイトの記事ページを使って公開されています。

Xの広告から飛ぶ先も、同じ広告で使われていたもう1つのアドレスも、表向きは投資と無関係なサイトでした。

Venezia Prime GPTの広告が置かれている2つのサイト

1つは「BrightReach Media」という、英語のマーケティング情報サイトです。

私が登録フォームを送ったあとに表示された、あの404画面と同じ名前でした。

BrightReach Mediaというサイト名と、マーケティングサービスの紹介文が表示されたトップページ

サイト名「BrightReach Media」と、マーケティングサービスの概要を紹介する英語の説明文が表示されています。

もう1つは「Data Insights」という、Excelやデータ分析の解説サイトです。

トップページを開く限り、どちらも投資とは何の関係もない記事が並んでいます。

2026年9月21日に、この2つのサイトの公開記事を開いた際の確認結果はこちらです。

サイトの名乗り公開記事偽のニュース記事だったページ
BrightReach Media6本5本
Data Insights6本5本

合わせて12本のうち10本が、同じ「大谷翔平、シカゴでのカブス戦後に片山さつき氏との握手を拒否」という記事でした。

英語のタイトルが付いたページを開くと、中身は日本語の偽ニュースに変わっている状態です。

これらは調査時点の件数で、ページが削除・変更されれば結果も変わります。

サイトの数や開設時期だけで、詐欺とは判断できません。

問題は、NHKではないサイトでNHKのロゴを使い、ニュース記事のように投資登録を勧めていることです。

フジ
ページの見た目だけで本物かどうかを見分けるのは、かなり難しくなっていますね。

Venezia Prime GPTに登録・入金してしまった場合の対応

名前や電話番号を送っただけの方と、すでにお金を払った方では、次に取る対応が違います。

私自身の確認は登録後の404画面までですが、ここでは今の状況に応じた対応をお伝えします。

名前・メールアドレス・電話番号を送ってしまった場合

登録後に404が出ても、送信した連絡先が相手に届いていないとは言えません。

エラーが出たからといって、同じフォームに繰り返し入力しないでください。

広告の画面、ページのアドレス、登録日時、届いたメールを保存しておきましょう。

電話やメールで追加の情報を求められた場合も、本人確認書類や口座情報を急いで渡す必要はありません。

投資の勧誘電話がかかってきた場合

私は担当者と話していませんので、ここからは電話があった場合の対応です。

「今日まで」「大谷選手も使っている」と言われても、その場で入金を決めずに通話を終えて構いません。

相手が名乗った会社名、電話番号、請求額、送金先を残してください。

広告と金額が違ったり、会社名を聞いても答えてもらえなかったりするなら、追加の登録や支払いを進めないことが大切です。

すでに入金した場合・出金のために追加費用を求められた場合

出金を申し込んでから「税金」「保証金」「手数料」などの追加送金を求められた場合は、支払う前に公的な窓口へ相談してください。

国民生活センターも、著名人を名乗る投資の勧誘や、出金時に高額な費用を請求される相談について注意を呼びかけています。

投資詐欺が疑われる銀行振込をした方は、金融庁の案内に沿って、警察と振込先の金融機関へ速やかに連絡してください。

カード払いならカード会社にも連絡し、支払日時、金額、取引先、利用明細を伝えましょう。

消費者ホットライン188で、地域の消費生活相談窓口にも相談できます。

返金できるかは支払方法や状況によって変わり、戻ると約束できるものではありません。

広告・メール・やり取り・振込明細は消さずに残し、追加の支払いをする前に相談してください。

Venezia Prime GPTは詐欺広告からの登録・入金をおすすめしない|まとめ

大谷翔平さんの名前が使われていても、運営会社・収益・出金を確かめられない投資へは進めません。

  • 大谷翔平さんの出資・推薦を裏づける本人の発信や報道を確認できない
  • 運営会社の名前も住所も特商法の記載もなく、規約のページも開けない
  • 広告ページと登録ページで、最低入金額もサービスの説明も一致しない
  • 運営会社名と登録番号が分からず、「金融庁の監督下」という説明を照合できない
  • 収益や出金を裏づける取引記録・利用実績を確認できない
  • 実際に登録して届いたのは、英語のエラー画面だけだった

広告には、氏名・メールアドレス・電話番号の入力と40,000円の入金を求める手順が書かれています。

公式サイトへ進み氏名とメールアドレスと電話番号を入力し40,000円を入金するという登録手順

「専用フォームに必要事項(お名前、メールアドレス、電話番号)を入力」「最低初回入金(40,000円)を行ってください」と書かれています。

この手順には、お金を預ける会社の名前が書かれていません。

私なら、預け先が分からないVenezia Prime GPTには入金しません。

もし名前や電話番号をすでに送っているなら、これ以上進めずにいったん止まってください。

大谷選手の名前やNHKのロゴが並べば、普通の広告より信じたくなりますよね。

それでも、あなたがお金を預ける先に、大谷選手やNHKが関わっているとは確認できません。

会社が分からないまま、お金を動かす必要はないんです。

私も以前は、家計への不安から副業を探し、内容を十分に調べずにお金を払っていました。

最初の失敗で失ったお金は約300万円。

その損を埋めようと支払いを重ね、結局は450万円以上を失って、家族の貯金にも手をつけました。

焦っていたときほど、うまくいく話ばかりを信じていたんだと思います。

フジ
相談できる相手が一人でもいたら、あそこまで失わずに済んだと思っています。

あの経験があるから、広告の数字を見て迷っている方には、払う前に話せる相手がいてほしいんです。

私から、AIが毎日何千万円も増やしてくれるような話をお渡しすることはできません。

でも、学び直して今も続けている副業の内容や、情報を選ぶときに気をつけていることならお伝えできます。

Venezia Prime GPTへの不安も、これから取り組む副業の相談も、私のLINEで聞かせてください。

もう登録した方、まだ広告を見ただけの方、別の副業を探している方も、気軽に声をかけて大丈夫です。

広告や登録先を調べて分かったことと、私自身の副業の経験を、相談内容に合わせて共有します。

何を聞けばいいかまとまっていなくても、「この投資の広告が気になった」からで構いません。

LINEにメッセージをいただいたら、私から必ず返信します。

参考URL

国民生活センターの著名人を名乗る投資勧誘への注意喚起

首相官邸の閣僚名簿(片山さつき)

金融庁の無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について

国民生活センターのSNSで著名人が勧める金融商品・サービスへの注意喚起

金融庁の振り込め詐欺等の被害にあわれた方への案内